通関士とは、どんな資格なのでしょうか？
□ 通関士って
税関に関する輸出入の申告など通関業務を行うプロフェッショナルです。
□ 通関士の詳細
通関士は申告・検査・関税納付・許可といった
通関手続きを貿易業者に代わって行う専門化です。
※ 財務省管轄の国家資格です。
メーカーから依頼されて輸出入コンサルタントとして
総合的なアドバイスまで行います。
ビジネスの国際化に伴い、スムーズな流通を実現するために、
なくてはならない存在です。
※ 実質的に通関士以外が貨物の輸出入申告をすることはできません。
□ 通関士資格のメリット
・ 活躍の場が広い
・ 関税などの知識が日常生活に役に立つ
□ 通関士資格取得のメリット詳細
・ インターネットの普及や個人輸出入の拡大で、通関士の活躍が増加
・ 専門知識を持った人が求められています。
・ ニーズは高く、キャリアアップや転職に有利
□ 通関士資格取得後の活躍の場
・ 通関業を兼業している倉庫業や旅行代理店の貨物部門、運送会社、航空会社
・ 商社やメーカー、外国為替を取り扱う金融機関
などなど
□ 通関士の業務
・ 通関手続きの代理
・ 通関書類の作成代行
・ 関税計算書等の審査
・ 不服申し立ての代理
・ 主張・陳述の代行
第３８回通関士試験の結果の概要は、下記のとおりです。
受験申込者数：１３，６９１人（前年比１０１．０％）
受験者数 ：１０，１９１人（前年比１０１．９％）
[うち試験科目の一部免除を受けた者]
１科目免除 ：７３３人（公務員特例制度（注）により免除を受けた者 ２１人）
２科目免除 ：１８１人（公務員特例制度により免除を受けた者 ４８人）
合格者数 ：１，９２０人（前年比１５８．５％）
合格率 ：１８．８％（前 年 １２．１％）
合格基準 ：（短答式）各科目とも満点の６０パーセント以上
（記述式）各科目とも満点の６０パーセント以上
第３９回通関士試験の結果の概要は、下記のとおりです。
受験申込者数 ：１３，２６８人（前年比９６．９％）
受験者数 ：９，９５３人（前年比９７．７％）
[うち試験科目の一部免除を受けた者]
１科目免除 ：６３５人（公務員特例制度（注）により免除を受けた者６人）
２科目免除 ：１５８人（公務員特例制度により免除を受けた者３２人）
合格者数 ：２，４６６人（前年比１２８．４％）
合格率 ：２４．８％（前年１８．８％）
合格基準 ：（短答式） 各科目とも満点の６０パーセント以上
（記述式） 各科目とも満点の６０パーセント以上
第４０回通関士試験の結果の概要は、下記のとおりです。
受験申込者数：１３，１４１人（前年比 ９９．０％）
受験者数 ：１０，３５７人（前年比 １０４．１％）
[うち試験科目の一部免除を受けた者]
１科目免除 ：６５３人（公務員特例制度（注）により免除を受けた者６人）
２科目免除 ：１９２人（公務員特例制度により免除を受けた者４６人）
合格者数 ：７２５人（前年比 ２９．４％）
合格率 ：７．０％（前 年 ２４．８％）
合格基準 ：通関業法・関税法等・通関実務(満点の６０パーセント以上)
□ 通関士の受験資格
制限なし
□ 通関士の試験方法・内容
・ 通関業法
・ 関税法
・ 関税定率法及びその他関税に関する法律
・ 外国為替および外国貿易管理法
・ 通関書類の作成要領及び実務
試験は年1回、10月上旬か中旬の日曜日に全国13ヶ所の税関官署で実施している。
合格者の発表は同年の12月上旬に官報で行われる。
2006年10月1日実施の第40回試験より回答形式が大幅に変更され、
全問マークシート方式となった。
１．択一式問題
２．選択式問題
３．通関書類の作成（輸出申告書、輸入申告書）
(1)出題形式
NACCSによる申告を前提とし、輸出申告書については、
適当な統計品目番号を選択肢の中から選択し、輸入申告書については、
適当な統計品目番号を選択肢の中から選択するとともに、課税価格をマークする形式。
□ 通関とは
外国から入ってきた貨物は一旦、保税地域に入れられる。
税関に輸入申告をして検査を受け、関税を納め許可がおりる。
その一連の流れを「通関」という。
□ 通関とは詳細
貿易において貨物を輸入及び輸出をしようとする者が、税関官署に対して、
貨物の品名、種類、数量、価格などに関する事項を申告し、
必要な検査を受けた後に、輸入の場合は関税など必要な税金を納入させ、
税関から輸出入の許可を受ける手続きのこと
□ 通関業法とは？
通関業の仕事をする上で最も基本的な法律。通関業務の定義、
通関業の許可や営業区域、通関士の資格や義務などが定められている。
試験科目のひとつでもある。
□ 通関業法の詳細
通関業を営む者についてその業務の規制、通関士の設置等必要な事項を定め、
その業務の適正な運営を図ることにより、
関税の申告納付その他貨物の通関に関する手続の
適正かつ迅速な実施を確保することを目的とする法律のこと。
□ 関税法とは？
関税の確定、納付、徴収及び還付並びに貨物の輸出及び輸入についての
税関手続の適正な処理を図るため必要な事項を定めている。
この法律の制定を受けて、旧関税法は廃止された。
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